amusement TAWARA(タワラ商事)

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スロット業界の凄く真面目な話

月に1回あるか無いかの真面目な話をしようと思います。
スロット好きの方なら聞いて損はなし、6号機にも関係してくる話でもあります。
また、この話を全て読むと、業界の闇部分について触れています。気を悪くしないで下さいね。

事は1ヶ月前、6月頭。警察が大手数社、中小企業数社を呼び出した。
大まかなお叱りは『適合試験時のデータとホールに出回った後のデータ、解析が全然違うじゃねーか』と。
結論から言うと、各メーカー、各機種により仕様は様々だが、言うならサブ基盤にタイマー制御を搭載していたのだ。
メイン基盤というのは、ボーナス成立後のみ、ボーナス確率を0に変更してよい。しなければならない。唯一その時だけ変更が可能という規定がありここに何かを仕込めば1発OUT。
そこで、メーカー数社はサブ基盤にある種タイマー機能なるものを搭載(厳密にこちらもOUTだが隠せると思ったのだろう)し、実射試験17500Gの機械割を出すぎず、出なさ過ぎずという合格ラインに収めようとしていたのだ。
実際その兆候は6月以前にもあった、日電協、日工総が2日差で同文の書類を各メーカーに送付している。
その内容はこうだ。『実射試験17500G中、各メーカーが提出した天井救済機能が発動しなかったり、ひたすらに17500G間ナビが出続けてるなんてこともあった』とのことである。
その後、保通協が、検定ではあんなものだったのに、ファン雑誌では連日『3万枚出た』などの爆裂投稿が蔓延っている。じゃあ少し雑誌の解析値と検定時に提出されたデータを見比べてみようじゃないか。⇒全然違う。⇒おかしいじゃねーか。となったのが今回の起因である。
その事実を受け、今回警察庁が数社のメーカーを呼び出し、『どういうことだ?』と問い質した所
何故か各社、現在申請中の機種をバタバタ取り下げにした。
何故、取り下げにしたのか、そこは私がわざわざ言うまでも無いだろう。
ヒントは、現在の検定方法では、純増2枚、3枚の機種は検定がほぼ通らないということ。以前お話した検定一回300万ということを覚えているだろうか?適合率1%なら平均で3億円かかるのだ。お金だけでは無い。時間もかかれば、納期などでホールも混乱する。
それを踏まえてタイマー等の指摘を受け、何も言わず、申請を取り下げた。そういうことである。

上の出来事が6月。
それを踏まえ、7月13日来週の金曜日に警察の生活安全部署の幹部を集めた生安会議が開かれ、去年6月に出た広告宣伝規制違反に関する指導文書が刷新される。平たく言うとより厳しくなる。
なぜそれが断定できるのかといえば、その前に、お偉いさんがこう発言している『ライター系イベント、総付けイベント、リニューアル〇日などの珍妙な広告はダメ。これで言っても変わらないなら具体的に言うから覚悟せい。』
これで厳しくならなければ警察はバカでしょう?

その内容は?と言うと、7月13日の生安会議の前後、通例なら12日か14日に内容がホール組合、メーカー組合に通知される。
その翌週には既にユーザーまで情報が回っていてもおかしくないのではないだろうか?
スロットユーザーにとって明暗を左右する月であることは揺ぎ無いであろう。

最後に6号機の話。
で、ぶっちゃけ甘くなるの?厳しくなるの?って話だが、ここまで真剣に読んでくれた人なら言うまでも無く分かると思う。
厳しくなる。
だが、これまた残念な話、2年程前までは5号機でこれだけ厳しくしたから6号機は少し規制緩和しようという動きが警察にあったのだ。
しかしここ2年での、日電協の内規といえば、ART一撃3000規制は諸刃の剣。2万枚自主規制をやるから6号機はあとは好きにさせて。
⇒バカ言うな。である。何分全メーカー内規無視だからだ。
そしてメーカーは検定を違法通過させてくる。
これを受け、警察の考えは方向転換。間違いなく厳しくなるであろう。

結論として6号機はいつから?ってな話ですが、恐らく今パチンコの方で封入式パチンコの案件が挙がっており、それをするには規制の変更が必要である。恐らくそれと同時にスロットも・・・という流れが濃厚である。

今しばらく5号機時代は続くであろうが、これから出てくると言われていた『ミリオンゴッドゼウスver』や『獣王』の発売延期。
主要機種が無くなったスロット。規制が厳しくなるスロット。 とりあえず今夏、秋。スロットで明るい話題はないです。

とりあえずは生安会議の結果を固唾を呑んで待ちましょう。